96 TEARS tears2

jessica/清家千晶/石原千宝美/湯川潮音(出演順)
オープニングアクト:斉藤紗希子

全出演アーティスト、初見です。
唯一、石原千宝美さんのみCDの購入暦があります。
なぜ、そんなイヴェントに出向いたかというと…たぶん休日出勤の腹いせだと思います(苦笑)
普通、対バン有りのライヴに行くときには、必ず「推し」があるはずですが、
今回は入り口で「誰を観に来ましたか?」と尋ねられ、思わず「フリーです」と
答えてしまいました。
会場は表参道FAB、約100席のパイプ椅子が配置されていましたが
スタート時の着席率は4割弱、やや寂しい印象でした。
周囲には、他のガールポップ系イヴェントでもお会いしたと思われる方が数人いる感じでした。
まぁ、限られたコミュニティーですから・・・そういうコトもあるでしょう(笑)

18:37 定刻よりやや遅れて暗転
“斉藤紗希子”ステージイン!
 この日はオープニングアクトとして4曲披露。
Ag/Eb/Drプラス本人がKeyという布陣。
ボサノバを基本にしつつ、メロウな感じのサウンドはなかなかの好印象!
ただ・・・個人的にヴォーカルの声質が好みで無いのが残念。
ステージ終了後は、客席後方でラストまでCDの手売りに勤しんでいらっしゃいました。

続いて登場したのが“jessica”
バックにkey&ヴァイオリン、チェロという構成
23歳になったばかりという彼女、小動物を思わせるルックス。
髪には大きな赤いバラ、右頬には絆創膏という奇異なスタイルでステージへ
そのステージでのパフォーマンスも極めて奇異。
イントロ・アウトロでは、全身を使って何かを我々に伝えようとしているのでしょうか?
私には「身構える爬虫類」を模している風に感じられました。
圧倒的なヴォーカルパフォーマンスは秀逸!
良い意味で少し角が取れたら、改めて観てみたいと思わせるモノがありました。

私が会場入りした時点で、最も多く半券を集めていたのが“清家千晶
この頃になると、客席はほぼ満員の状態に
当然知らなかったのですが、東芝EMIからメジャーデビューをしているんですね。
Key/Ag//Perをバックに従えての演奏
「CHICAGOのキャサリン・ゼタ−ジョーンズを意識した」という
赤いワンピースに黒のインナー姿はクラシカル&セクシー(笑)
躍動感を感じるヴォーカルワーク、いい感じです!

本人演奏のKey&サポートのAgのみというシンプルな構成で
“石原千宝美”ステージイン
本日の出演者中、最も「96TEARS」というタイトルに相応しいのが
彼女のステージだと思います!
MCで自身も述べていましたが、その楽曲のほとんどが「恋愛」をテーマにしたもの。
この夜も、とてもLovebleに歌い上げていました。
何よりも、嬉しそうで気持ち良さそうな表情が印象的
ラストにギター一本で歌ってくれた「冬の匂いが消える頃」彼女のデビュー曲です。
ココロに深く染みました。

トリに登場したのは“湯川潮音
サポートにKey/Eg。曲に応じてスティールギターも登場。
1曲目においては、本人がアコーディオンを奏でていました。
演奏がスタートしたのは、時計の針が21時をまわった頃。
時間の都合で、1曲だけ聴いて退席するつもりだったのですが・・・
私の目と耳を釘づけにするのに、そう時間はかからなかったと思います(笑)
ヴォーカルワーク、ステージパフォーマンス、MC、そのすべてが初々しいっていうか・・・
正直危なっかしい(苦笑)
19歳という実年齢より、はるかに幼く見えるのは私だけではないはず・・・。
ステージ後に知ったのですが、かつての彼女は有名な少年少女合唱団で
ソプラノを担当していたとのコト。
なるほど・・・ウィスパーヴォイスながら深い声量である事に合点がいきました。
トラディショナルなナンバーで魅せる、見事なビブラートに大器の片鱗を感じました。
そんな状況でしたので、ステージ後に早速CDをゲットしたのは言うまでもありません(笑)

以上 各アーティスト別に私見を述べさせて頂きました。
ご拝読に感謝申し上げます。

<参考>
斉藤紗希子オフィシャル http://www.geocities.jp/saccosakko/
jessicaオフィシャル   http://www.fujipacific.com/jessica/
清家千晶オフィシャル  http://www.melodystar.com/seike/
石原千宝美オフィシャル http://www10.plala.or.jp/chihomi/
湯川潮音オフィシャル  http://www.yukawashione.com/


2004.1.26 文責 tempest@