QUIDAM presents "GIRL POP FACTORY 03" at お台場冒険王 冒険ランド内冒険ステージ
出演アーティスト(出演順・敬称略) モーニング娘。松本英子篠原ともえ/Nyle/
BON-BON BLANCO相田翔子 RUCA飯田圭織SnappeasSweetS/NAO/PerfumeBOYSTYLE
Priere若槻千夏下川みくにmihimaru GT辻香織ナオリュウ/宮原永海/dicot
ジュエミリア/dream/中澤裕子ソニン市井紗耶香day after tomorrow
オープニングアクトAKINA
MC:高島彩安めぐみ


すっかり恒例行事といった感じの、きくち組による夏のガールポップイヴェント。
今年も変わらず"GIRLPOP"という冠がついたコトを、まずもって歓迎したい。
お台場・5年目の夏の今回も、やはり波乱に満ちた内容になった(笑)


野外・真夏・真昼間・オールスタンディング7時間・アーティスト28組・
チケット1000円!!


誰も考えつかない様な無謀な企画を進めるトコロに、氏のパワーを改めて感じさせて
頂く事になった。
今年は、例年にも増して出演アーティストがカラフルでした。
まるで「ミュージック・グリーティング」のような状況。
正直、名前も知らないようなユニットが半数近くありました。
やや悪意を混ぜるなら「ゴチャ混ぜ!」


トップの「モーニング娘。」を筆頭に、かなりアイドル路線の強いセレクション。
ゆえに、オーディエンスの客層もその方面が濃くなってしまい、
一部のアーティストに対しては、非常にやりずらいステージになってしまったと思われました。
今後検討の余地があるのでは?と感じました。

冒頭からネガティブな意見を述べてしまいましたが、今回のイヴェントを振り返ると
ものすごく楽しい時間を過ごせたと言うのが、正直なキモチであります。
とても全出演者の感想を述べるコトは出来ませんが、
特に気になったアーティストをピックアップしてお伝えしたいと思います。


「宮原永海・ナオリュウ」のお二方、どちらも私は初見だったのですが、
あの環境では彼女達の真価が発揮されたと思えず、残念。
もし機会があれば、別のステージでじっくり味わってみたいと思いました。


BON-BON BLANCO」のステージ、やはり初見だったのですが楽しかったです!!
実は、かつて私自身、ブラスバンドを経験しているんですね。
担当は金管楽器だったのですが、イタズラでパーカッションを触った事があるんです。
もう十数年前の話ですから、今は語る立場にありませんが(苦笑)
そんなコトを踏まえて、ややシビアな感覚で彼女達の演奏を拝見したのですが、
目からウロコの落ちる思いをしました・・・。
あんなに楽しそうに、表現力豊かにプレイが出来るとは思っていませんでした。
何より、ステージ上の彼女達がみんなキュート!!
今後、目が離せない存在になりそうです。


松本英子篠原ともえ下川みくに」そしてGPF唯一皆勤の「辻香織
彼女達の「王道ガールポップ」は、今年も健在でしたね。
もう何も言うコトがありません、安心して楽しませて頂きました。


トリの「day after tomorrow」負けました…misonoちゃんのライヴパフォーマンスに(笑)
思わず「お前はネコなのか?」と言ってみたくもなりましたが(笑)(笑)
皆さんご意見はあるでしょうが、私としてはavex所属の女性ヴォーカリストの中で、
もっとも気になる存在。 18歳の今、彼女は最も食べごろを迎えている気がします。
ステージで魅せる豊かな表情と瞳のチカラは、先輩格の浜崎あゆみ持田香織にも
通ずるモノがあると思います。
更に、ある周波数で発する彼女の歌声が、たまらなく胸に刺さるんですね。
実は彼女のライヴも初見だったのですが、想像以上にエモーショナルで、
しかも めっちゃキュートで!! やっぱり・・・負けました(笑)


そして・・・「dream」
"HEY! HEY! HEY!"をはじめとして、きくち組で手がける数多くの番組において、
残念ながらあまり出演機会のなかった彼女達。
全出演者中、最大の推しであるコトは、もはや隠し様がございません(苦笑)
ええ・・・そうです、dreamに目一杯肩入れしてます(笑)
そんな思いを察して頂いたワケでも無いのでしょうが、
今イヴェント中では 破格の4曲を割いて頂き、思いっきり楽しませて頂きました!!
掲示板で「Movin' onの振りマネが出来たら合格!」という書き込みを拝見して、
思わず納得してしまったのは私だけでは無いハズ。。。
今のdreamを楽しむ上で、「振りマネ」は必須アイテムだと思います(笑)
汗臭い野郎どもが胸の前に手を当てて、あの手振りを真似るのは、
ある意味、非日常の世界であり、一般の方が見たら目を背けるかも知れません。
真のdreamファンでも振りマネがキライな方は大勢いらっしゃいます。
でも・・・楽しいですよ(笑)
正直、dreamのライヴを観る目的の50%は、コレかもしれません(爆)
夏の野外イヴェントでありますから、やはり「汗を散らして跳ぶ」というのが、
ある種健全な鑑賞スタイルだと、私は思います!(笑)


03年上半期、残念ながらガールポップを含め音楽業界は、
あまりパッとしたところが無いまま終えてしまいましたよね。
いい加減CDやDVDに散財を惜しまない私でさえ、
ここしばらくバカ買いをした 記憶が無いんですよ。
つまり・・・欲しくなる楽曲・アーティストが出てこない。悲しい状況ですね。
あくまで私見ですが、常々申し上げている時流にそった「歌謡曲
R&Bとかヒップホップとか、そういう外来種にも素晴らしいモノがあるし
否定をする気は全くありませんが、日本人の日本人による、琴線に響く歌謡曲の出現を
切に願ってやみません・・・。
どうか、横文字至上主義を打ち破るような存在の楽曲・アーティストの発掘を
関係各位にお願いしたいと思います。


ようやく訪れた今年の暑い夏!
私のココロを焦がすのは、やっぱり「ガールポップ」でした!!
ご拝読ありがとうございました。
2003.8.4 文責 tempest@