2003年3月20日(Tue)松本英子 at SHIBUYA BOXX


「Spring Live 〜君との音〜」 at SHIBUYA BOXX (19:00〜21:00)
五・十日恒例の渋滞を交わしつつ、区役所前の交差点に立った時、
既に時計は7時を指していました。
早足で会場に入ると、120席程度の座席はすでに満席。
更に立見のオーディエンスが50〜60人といったところでしょうか?
私は遅れて会場入りしたので、もちろん立見。
しかし、ドサクサの中でセンターに立つコトができ、決して大きくないハコでしたので、
ライヴ中、英子さんと目線が合いまくり・・・(汗)
ちょっと嬉しくも恥ずかしかった…ような気がするようなしないような…(笑)

ステージに目をやると、通常のドラム・ギター・ベース・キーボードの他に
コントラバス、ピアニカにグロッケン、更にはアコーディオンと多種の楽器がスタンバイ。
カラフルな演奏が期待できる布陣であります。


選ばれた楽曲は、予想に反して(笑)多岐に渡っていました。
オープニングはアップテンポなナンバーで観客をアオり、
中段では 「ワインの匂い」(オフコース)や「いつも通り」(シュガーベイブ)など
彼女が生まれる前の楽曲をボサノバ調のリズムで歌い上げていきました。
更には「Forever Friends」(竹内まりや)などもカヴァーしていました。
これらの曲は、すべて最新のアルバムに収録されています。


サプライズゲストがお二方。
どちらも私には察しがついたので、連れに耳打ちをしていたら周囲がヒいてました(苦笑)

一人目は、加藤いづみさん
ふたりで歌い上げた「花」
この時期・このご時世にこの歌は、なんとなく胸に染みました。
松本さん達ての希望で、いづみさんがピアノ一本で披露したのが「君のこと」
まさか松本英子さんのライヴで、いづみさんの歌を聴けるとは思いませんでしたが(笑)
7月のZeppで耳にして、ちょっと気になっていた楽曲なので嬉しかったです!

二人目は、武部聡志センセイ
アンコールの、しかもシンガリにてご登場!!
武部さんが奏でるピアノ一本での「squall」目頭が熱くなる思いでした。


約2時間のライヴ、とても楽しませて頂きました。
私が初めて彼女の歌を生で聴いたのは、00年夏の「ともえちゃん祭り」
その時の感想は「髪の長い、育ちの良さそうな大人しいコ」(苦笑)
「squall」がブレイクした直後でしたので、どうしてもその印象が強かったです。
しかし、実際のと言うべきか、最近のと言うべきかは判りませんが、
とても表情豊かだし、スゴいおしゃべり(笑)
妙に親近感を覚えたりもしました。
ヴォーカルはもう完璧!!
何も言うことはありません。
ビブラートもファルセットもイケているし、
歌詞の一言一句をとても大切にした歌い方も好感が持てます。
ある意味でクセの無い歌い方…それが魅力のヒトツかも知れませんね?


「自分の出来るコトは、歌を通じてお客さんを喜ばせるコト」

残念な事に、また世界中に暗いニュースが飛び回った一日
MCの中で彼女が触れたヒトコトです。
生命の危機に瀕している人々がいる一方で、
こうして良い音楽を楽しむコトが出来ている現実。
私に出来るコトはただひとつ…感謝のキモチを忘れない事
ありがとう。。。

ご拝読ありがとうございました。
乱文お許し下さいませ。


2003.3.20  文責:tempest@