2002年10月14日(Mon) LIVE SCAPE Presents at 渋谷TAKE OFF 7
浪花/MOTHER NATURE'S SON/Back Flip/musee/朝香くれあ(出演順)


セットリスト「musee」20:00〜20:30

〜お約束のSE〜
M1 はこぶね
M2 プライベートワールド
M3 晴れた日に。(初披露曲)
M4 いまさらクーデター
M5 シンカノカテイ
〜MC〜
M6 かえりみち

museeの初ライヴは、2001/8/6 今回と同じ「TAKE OFF 7」
その時のオーディエンスは約30人、ほぼ全員が友知人であったとの事。
それから1年と数ヶ月。
彼らにとっては、約5ヶ月ぶりのライブハウス。
1600人を前にして歌ったzeppの夜、初遠征となった倉敷を経てmuseeは渋谷へ帰って来た。

この日、オーディエンスは50名前後であろうか?
決して広くないTAKE OFF 7であるが、やや寂しい数字。世間は連休の最終日。
その為なのか、客の入りが今一歩な感じである。

エキストラはいつも通りの布陣、ギター・ベース・ドラム。
変わっていたのは、狩野のキーボードがまた一段高くなっていたコト(笑)
最上段はエフェクターと思われる。
今回、意図的にそういう流れにしたのだと思うが、M1「はこぶね」からM5「シンカノカテイ」まで、
各々テンポもカラーも違う5曲を、ノンストップで演奏するアレンジになっていた。
曲の乗り替わりのタイミングで、前述のエフェクターが大活躍!
なかなかカッコよく決まっていたと思う。

「ど〜も こんばんは みゅぜです!!」
「おひさしぶりでございました」
「お元気ですか〜?」
「えっとですねぇ、次のライヴ告知。12月12日、六本木MORPHってトコでライヴをやるので
またきてください!」

31秒という、妙に短いにライヴ告知のMCを挟んで、あっという間にM6「かえりみち」
毎回お約束のラストソング、強さと優しさを兼ね備えたバラード。
永井がメロウに、且つ力強く歌い上げていく。
一言一句、とても丁寧に・・・。
ちょっと甘くて、でも芯の通ったヴォーカル!
ポップもパンクもバラードも、何でもイケていると改めて思い知らされた。
公の掲示板である「GIRL POP FACTORY」には書かなかったのだが、
この文章を彼らが読んで下さると信じ、あえてヒトコト。

異様に短いMCは、より多くの楽曲を披露する為の選択だとは思うが、
観ていて一抹の寂しさを覚えた。
musee目当てでない観客の言葉を、とある掲示板で目にしたのだが、
やはりあの短さに違和感を感じたらしい・・・。
キーボードの狩野は、今回意識的にカラダを動かしていたと思う。
これはこれで良し!
2人に共通して言えるのは、オーディエンスをアオるパフォーマンスが やや足りない。
アオりだけが先行して、客席が冷めてしまうのも悲しいコトだが・・・。

以上2点、演奏の素晴らしさ、楽曲の素晴らしさから比較をすれば、取るに足らないコト。
museeの完成度の高さには脱帽である!!
そんな簡単に表舞台に現れるコトは出来ないと思うが、
狩野と永井ならいつか何かやってくれるんじゃないかな?
そんな期待を持たせてくれるアーティストである。
今はそんなmuseeから目が離せない・・・。

楽しい時間をありがとう!
素晴らしい歌をありがとう!
暖かいココロをありがとう!


2002.10.15 文責 tempest@