2001年2月19日(Mon)
電撃ハワイアンズセンターアロハの湯〜暴走!女風呂編〜 at 下北沢SHELTER


LIVEれぽ「Genuine!」


■「下北沢」筆者には実に似つかわしく無い街である。
観る・食う・遊ぶ・買う…何をするにも飽きる事の無い街ではあるが、どうも肌に合わない所である。田舎暮らしが長いからだ。
その下北沢を含むこの辺(渋谷・三軒茶屋三宿)には、数多くのライブスポットがあり、その中では我々ガールポップファンを満足させる出演者が、連日連夜パフォーマンスを披露しているらしい。この事は以前から同胞に聞いていた。
今回、期せずしてそのライブハウスに足を運ぶ事となった。
「電撃ハワイアンズセンター・アロハの湯〜暴走!女風呂編〜」という理解に苦しむ名称のイベント、4ユニットの競演である。
筆者の目的はやはりCHEE'Sなのだが、いざ他ユニットの演奏を聴くとそれぞれに個性があり、目から鱗の落ちる思いであった。
今回はこのイベントを総括してお送りしたいと思う。


今回の出演者は(出演順)
#THUG MURDER
#ワカメホームラン
#CHEE'S
#VooDoo Hawaiians


#1 THUG MURDER
このユニットの批評を筆者がするのは、全く筋違いである。
パンク系の音楽は理解できないトコロだ。ダイブするオーディエンス多数(CHEE'Sファンも!)いきなりのキツ〜い洗礼を受けた気分。


#2 ワカメホームラン
予想外にポップな音楽に筆者の身体もリズムを刻み出す。
「これはガールポップじゃん!」新しい発見である。
演奏のレベルが個々人によってマチマチなのが残念である。 ただ、キライじゃない音楽センスなので今後はもっと楽曲を増やして頑張って欲しいと思う。
蛇足ながら、当サイト常連の某氏は早くもベースのコに萌えていた(苦笑)
確かに4人のメンバーは総じて粒ぞろいである。


#3 CHEE'S
このライブの目的が彼女達であるのは言わずもがな…
篠原由美子(Eg)が新規加入してからは、初の東京公演だ。今回もサポートに野村義男氏が控えていた。こんな小屋巡業にまでお付き合いされ、大変ご苦労な事である。
ユミの音をストレートに聴けたら…と言う声は現場で多数聞かれた。まぁこれは言っても仕方の無い事ではあるが…。
演奏に関して、正直驚いた。「あれっ? ちゃんとバンドしてるじゃん!」個々に探ればアラは在るのだろうが、そんな事はまったく気にならない。ユミのギターパフォーマンスは前述の通り確認出来なかったが、ドラムもベースももちろんキーボードも(!)、キッチリ鳴っていた。少なくとも筆者は満足である。
残念なのは、やはりヴォーカル。演奏に酸素が行ってしまっているのか、声が全く前に出ていない。
特に利佳の声は元来マイクに通りづらい事もあり、歌詞が全く聴き取れない。演奏がしっかりして来たのに、何ともである。 ライブパフォーマンスを考えた時に、歌える・弾けるは当然として、他に魅せる・煽るというエレメントが必要になって来ると思う。この事は後で再度触れたい。


#4 VooDoo Hawaiians
筆者が高校生の頃、世間では俗に言う「バンドブーム」が吹き荒れていた。
「オトコはBOOWY、オンナはプリプリ」これ一色に染まっていた時期があった。
そのプリプリの中でも、一際メタル志向が強かったヒト。中山加奈子と言えば、当時の女の子バンドの教祖様である。
筆者だってプリプリの曲は100万回聴いたクチだ。
その中山加奈子がオトコどもを引っさげているユニットが「VooDoo Hawaiians」
このイベントの主宰であり、今夜のメインディッシュである。
一曲目の演奏を聴いて、すでに筆者はノックアウトされてしまった。
オーバーな表現でなく…スゴ過ぎる。音の良し悪しなんて論ずる必要全くナシ…オーディエンスの心をギッチリ掴んで離さないその煽り方には舌を巻いた。
これぞライブ!これぞロックンロール!
見事なパフォーマンスに、普段は冷静な某氏も堪えきれず身体を揺らしていた。
この状況で身動きヒトツせずにステージを注視するのは拷問に値するだろう。
これだけでもチケット代は十二分に元を取らせて頂いた。

最後に全ユニット揃ってのコラボレイション 4ユニット約20人でのステージは圧巻である。
「ECでは何をやってもいいからね!」と中山は他出演者に伝えておいたとか?
普段は大人しいCHEE'Sのメンバーも、精一杯のファンサービスをしていた。
特に麻美は食べかけのパンやドリンクをファンに与えていた(笑)
利佳は…客席に引っ張り込まれるのを必死にこらえていた(苦笑)
愛美・由美子は…筆者の位置からは全く伺い知れなかった。


私が書くコラムである以上、やはりCHEE'Sに関する内容でしめるべきであろう。
彼女達のメジャーデビュー当時、牽きづらされたイメージは「プリプリ」のソレであったと筆者は理解している。
確かにぽっかり空いているポジションであったし、ガールズバンドを名乗る以上、成功者の手法を真似るのはプロデュース側から見れば必須なのかもしれない。もっとも、最近は全く感じないが…。
この様な巡り合わせで中山加奈子に出会った事を、どうか大切にして欲しい。
必ずしも真似る必要はないが、参考になる事は計り知れない位多い筈である。
どう煽ればオーディエンスがついて来るか…。次回のソロライブでは大いに期待している。


新生CHEE'S ホンモノへの扉は既に開きはじめている!!


ご拝読ありがとうございました。

2001.2.26  文責 tempest@



2001年2月19日(Mon)
電撃ハワイアンズセンターアロハの湯〜暴走!女風呂編〜 at 下北沢SHELTER


LIVEれぽ「Genuine!」


■「下北沢」筆者には実に似つかわしく無い街である。
観る・食う・遊ぶ・買う…何をするにも飽きる事の無い街ではあるが、どうも肌に合わない所である。田舎暮らしが長いからだ。
その下北沢を含むこの辺(渋谷・三軒茶屋三宿)には、数多くのライブスポットがあり、その中では我々ガールポップファンを満足させる出演者が、連日連夜パフォーマンスを披露しているらしい。この事は以前から同胞に聞いていた。
今回、期せずしてそのライブハウスに足を運ぶ事となった。
「電撃ハワイアンズセンター・アロハの湯〜暴走!女風呂編〜」という理解に苦しむ名称のイベント、4ユニットの競演である。
筆者の目的はやはりCHEE'Sなのだが、いざ他ユニットの演奏を聴くとそれぞれに個性があり、目から鱗の落ちる思いであった。
今回はこのイベントを総括してお送りしたいと思う。


今回の出演者は(出演順)
#THUG MURDER
#ワカメホームラン
#CHEE'S
#VooDoo Hawaiians


#1 THUG MURDER
このユニットの批評を筆者がするのは、全く筋違いである。
パンク系の音楽は理解できないトコロだ。ダイブするオーディエンス多数(CHEE'Sファンも!)いきなりのキツ〜い洗礼を受けた気分。


#2 ワカメホームラン
予想外にポップな音楽に筆者の身体もリズムを刻み出す。
「これはガールポップじゃん!」新しい発見である。
演奏のレベルが個々人によってマチマチなのが残念である。 ただ、キライじゃない音楽センスなので今後はもっと楽曲を増やして頑張って欲しいと思う。
蛇足ながら、当サイト常連の某氏は早くもベースのコに萌えていた(苦笑)
確かに4人のメンバーは総じて粒ぞろいである。


#3 CHEE'S
このライブの目的が彼女達であるのは言わずもがな…
篠原由美子(Eg)が新規加入してからは、初の東京公演だ。今回もサポートに野村義男氏が控えていた。こんな小屋巡業にまでお付き合いされ、大変ご苦労な事である。
ユミの音をストレートに聴けたら…と言う声は現場で多数聞かれた。まぁこれは言っても仕方の無い事ではあるが…。
演奏に関して、正直驚いた。「あれっ? ちゃんとバンドしてるじゃん!」個々に探ればアラは在るのだろうが、そんな事はまったく気にならない。ユミのギターパフォーマンスは前述の通り確認出来なかったが、ドラムもベースももちろんキーボードも(!)、キッチリ鳴っていた。少なくとも筆者は満足である。
残念なのは、やはりヴォーカル。演奏に酸素が行ってしまっているのか、声が全く前に出ていない。
特に利佳の声は元来マイクに通りづらい事もあり、歌詞が全く聴き取れない。演奏がしっかりして来たのに、何ともである。 ライブパフォーマンスを考えた時に、歌える・弾けるは当然として、他に魅せる・煽るというエレメントが必要になって来ると思う。この事は後で再度触れたい。


#4 VooDoo Hawaiians
筆者が高校生の頃、世間では俗に言う「バンドブーム」が吹き荒れていた。
「オトコはBOOWY、オンナはプリプリ」これ一色に染まっていた時期があった。
そのプリプリの中でも、一際メタル志向が強かったヒト。中山加奈子と言えば、当時の女の子バンドの教祖様である。
筆者だってプリプリの曲は100万回聴いたクチだ。
その中山加奈子がオトコどもを引っさげているユニットが「VooDoo Hawaiians」
このイベントの主宰であり、今夜のメインディッシュである。
一曲目の演奏を聴いて、すでに筆者はノックアウトされてしまった。
オーバーな表現でなく…スゴ過ぎる。音の良し悪しなんて論ずる必要全くナシ…オーディエンスの心をギッチリ掴んで離さないその煽り方には舌を巻いた。
これぞライブ!これぞロックンロール!
見事なパフォーマンスに、普段は冷静な某氏も堪えきれず身体を揺らしていた。
この状況で身動きヒトツせずにステージを注視するのは拷問に値するだろう。
これだけでもチケット代は十二分に元を取らせて頂いた。

最後に全ユニット揃ってのコラボレイション 4ユニット約20人でのステージは圧巻である。
「ECでは何をやってもいいからね!」と中山は他出演者に伝えておいたとか?
普段は大人しいCHEE'Sのメンバーも、精一杯のファンサービスをしていた。
特に麻美は食べかけのパンやドリンクをファンに与えていた(笑)
利佳は…客席に引っ張り込まれるのを必死にこらえていた(苦笑)
愛美・由美子は…筆者の位置からは全く伺い知れなかった。


私が書くコラムである以上、やはりCHEE'Sに関する内容でしめるべきであろう。
彼女達のメジャーデビュー当時、牽きづらされたイメージは「プリプリ」のソレであったと筆者は理解している。
確かにぽっかり空いているポジションであったし、ガールズバンドを名乗る以上、成功者の手法を真似るのはプロデュース側から見れば必須なのかもしれない。もっとも、最近は全く感じないが…。
この様な巡り合わせで中山加奈子に出会った事を、どうか大切にして欲しい。
必ずしも真似る必要はないが、参考になる事は計り知れない位多い筈である。
どう煽ればオーディエンスがついて来るか…。次回のソロライブでは大いに期待している。


新生CHEE'S ホンモノへの扉は既に開きはじめている!!


ご拝読ありがとうございました。

2001.2.26  文責 tempest@