■フジテレビ開局45周年記念 お台場冒険王
アレグリア2 presents「GIRL POP FACTORY 04」at お台場冒険王 冒険ランド内冒険ステージ
(15:00〜18:30)


出演アーティスト(出演順)
美少女クラブ21安良城紅森田クラブ)/辻香織/松本英子/イクタ☆アイコ/ Re*GirL
Fortuna/AKINA/BON-BON BLANCO/dream/後藤真希/安倍なつみ/松浦亜弥
オープニングアクト:MARS/チェキッ娘 MC:サエコ/葵/戸部洋子(フジテレビアナウンサー)


“GIRL POP FACTORY”というイベントとしては、これで4回目。
我々“ガールポップファン”にとって、一年でイチバン熱い一日が今年も巡って来ました。
今年のイベントは昨年以上にアイドル色が濃く、さしずめ“IDOL POP FACTORY”といった
装いでありました。
正直、ここまで真のガールポップアーティストが粛清されてしまった事に対しては、
ファンサイトを主宰する身としてとても寂しく思うのですが、
会場に足を運ぶファンの数を考えれば、納得せざるを得ない事だと思います。

例によって気の利いた事は書けませんが、思いつくままに出演者をピックアップさせて
頂き、このレポートを進めて参りたいと存じます。


辻香織松本英子
正直なハナシ、私の思う“真のガールポップアーティスト”はこの2組だけでした。
本イベント唯一の皆勤賞である辻香織さん。
良い意味で時代錯誤と言うのか?
小柄な身体でアコギ一本かついで「よくやってるなぁ〜」っていうのが正直な感想(笑)
昨年のGPF03から今年にかけて、とうとう彼女はメジャーデビューを遂げたんですね。
これは賞賛に値すると思います!
憚りながら、私もCD買わせて頂きました。


松本英子さんに関しては、毎度の事ながら何も申す事がありません。
「完璧なガールポップ」だと断言させて頂きます(笑)
何度彼女のステージを拝見したのか覚えていませんが、このステージも現状において
パーフェクトなライブだったと思います。
余談で恐縮ですが、ずいぶん髪が伸びましたね。ステキです(笑)


イクタ☆アイコ
すみません・・・初見でした。
私が勝手にイメージしていたのと随分違っていて、かなりパワフルなステージ(笑)
良かったです!ちょっと跳んじゃいました(笑)


美少女クラブ21/BON-BON BLANCO/dream
この3組に関してはイベントの責任者である
きくちプロデューサー氏のお言葉を、 勝手に引用させて頂きますが
モーニング娘。に相対する dream,BON-BON BLANCOを入れたかった」(03年8月談)
このお言葉が、すべてだと思います(笑)

今年も前言にそった布陣を敷いて頂いた事に対し感謝する次第であります。
ぶっちゃけた感想・・・ボンブラもドリも普通でした(苦笑)
特にdreamは、かつてない程に多忙な夏を迎えていて、ステージワークにやや疲れが
見える気がしました。
老婆心から来る勝手な思い込みであればイイのですが・・・


21はですねぇ・・・人多過ぎですね(苦笑)
元チェキ男の私が言うのもはばかりますが・・・
チェキの場合は個々に強烈な個性があって、でも所詮は素人の集まりであったワケで
結果として、一年という短期決戦だったからこそ許されたスタイルだと思うのですが。
対する21は、オスカーという大組織の中で篩いにかけられた、言うならば、
プロの集合体であると思うんですね。

率直な感想として、みんな美形ですよね(笑)
でも、それ以上何か訴えるモノを感じられないんですよ。
コアなファンなら「○○ちゃんはスタイルがよくて□□ちゃんはキャラが立ってる」などと、
メンバーのアイデンティティを理解出来るのでしょうが。
私みたいな人間が見ちゃうと、みんなが美少女ゆえにどのコでも良くなってしまって(笑)
結局、ユニットとしての魅力にはクエスチョンを付けざるを得ないですね。
最後にフォローさせて頂くと、「森田クラブ」は良かったです。
楽曲と言い衣装といい、とってもベタで(笑)


後藤真希/安倍なつみ/松浦亜弥
この3組に、私が何か申し上げる立場でない事は周知の事実(苦笑)
粛々と、与えられた任務を確実にこなしているといった印象。
武部先生のピアノをバックにして、歌詞が飛んだりするのはご愛嬌。
そんな事でもないと人間っぽさが感じられないと思います。

唯一、松浦亜弥さんは初見だったのですが、「職業:アイドル」っていう意味が
良く判った気がします。
このステージが彼女のホンキ100%とは思いませんが、それでも十二分に
オーラを放っていました。


そして・・・。
チェキッ娘
チェキッ娘”に関しては、実はよく覚えていません(苦笑)
まるで、夢の中で起きている出来事の様でした。
彼女達の演奏中、私は1999年の夏にタイムスリップしていました。
「感動した」とか「嬉しかった」とかそういう感覚ではないですね。
あの時間だけ自分が5年前に戻っていて、そして当時の一推しだったチェキを応援している!
そんな普遍の状態でステージを観ていた気がします。
そう・・・まるで魔法でもかけられた様に

5年と言う月日を経て、異なる境遇にいた元チェキの皆さんが こうしてヒトツになれたコト・・・
今日のステージを、必ずしもポジティブな思いで迎えていないコもいたと思います。
しかし結果として、あれだけの素晴らしいステージが務められた。
そんな元チェキのみなさんに精一杯のリスペクトを捧げます!!
このステージ実現に寄与された全ての皆様に感謝します。
そして・・・かつて自分がチェキ男であったコトを誇りに思います。
最後に言わせて・・・ありがとう(笑)


以上、思うがままの事を書き綴らせて頂きました。
ライブレポートという割に、あまり現場での事が出て来ずに申し訳ございません。
前日まで出演者が全部発表されないという珍事も含め、
なにかと話題の多かったこのイベント。
オフィシャルサイトをはじめ、あちこちの掲示板等で多くの議論を呼ぶあたりは、
企画制作の勝利と言えると思います。
願わくば、限られた枠の中であと少し「大人の事情」をかなぐり捨てた
真に “ガールポップ”に魅せられたモノ同士のぶつかりあいに期待します。

末筆ながら、このイベントに携わった全ての皆様に感謝申し上げます。
「ありがとうございました」


2004.8.11 文責 tempest@