『chocolate mix』

ogino_risa2005-04-30


美月/谷口深雪/石嶺聡子/拝郷メイコ/山本サヤカ
at 高田馬場CLUB PHASE (17:00〜20:30)





こういった対バンありのライブに行くのは、ほぼ一年ぶり。。。
自分自身が忙しかったという理由もあるのですが、それ以上に気になるアーティストが
出ていなかったと言うのが、正直な感想です・・・。
今回、観たかったのは石嶺さんと拝郷さん。。。
もちろん、山本サヤカが出るから足を運んだと言うのは偽らざる事実ですが(苦笑)


結果として、オーディエンスの8割以上はドリヲタでしたが、その中には石嶺さんの様な
純然たるガールポップのファンも多かったと思われ、そういう楽しみ方が出来たお客様には
おいしいライヴだったと思います。。。
私は残念ながら開演時間に間に合わず、谷口深雪さんのステージ途中から観させて頂いたので
石嶺さん、拝郷さん そして山本サヤカについてレポートしたいと存じます。


石嶺聡子
早くもデビュー十周年という彼女。
今回のライブは、サポートにAgのみというシンプルなステージ。
実は、生のステージを観るのは初めてだったのですが、期待通りのヴォーカルでした。
低音〜高音まで実にスムーズで耳障りのいい声ですよね。
唯一残念だったのは選曲がシンプル過ぎたコト。
諸事情あるのは承知の上で、“私がいる”とか“涙はいらない”が聴きたかったぁ〜


拝郷メイコ
以前からガールポップの現場仲間に“拝郷メイコ”は絶対聴くべしと
言われていたのですが・・・。
想像以上にクリアでハイトーンで、確かにいいヴォーカルでした。(笑)
MCなんかも気さくな雰囲気で語る彼女、チョッとハマりました。


山本サヤカ
弱冠17歳の紗也加がトリをつとめます。
ギター・パーカッション・コントラバス・キーボードによるバンド編成。

“セットリスト”
M1 東京だより
M2 地区予選
M3 斑鳩
M4 惜春
M5 僕らは弥生の風の中


もし、このステージがdreamライヴのワンコーナーだったら
私は紗也加のコトを絶賛していたでしょう。
しかし、今回は対バンありのライヴハウス。。。
まして石嶺さんや拝郷さんを差し置いてトリをとると言うコトは、
厳しく評価せざるを得ないのかと思います。


彼女の持ち味は、透き通ったハイトーンなヴォーカル。
ところが、イチバンの魅せ場であるM3・M4といったバラードのサビで
声がフラットしてしまい、雰囲気を台無しにしてしまっていました。
“上手に歌いたい”という意識の強さが、ネガティブな緊張感を
生んでしまったのかもしれませんね。
逆に、アップテンポのM5はかなりラフな歌い方でしたが、サビに関しては
スッキリ声が出ていて、気持ちよく聴くことが出来ました。


オーディエンスの一部から、ファンサービスとしてdreamのアップテンポなナンバーを
一曲くらい歌ってもイイんじゃないのか?という声があった様ですが・・・。
私は今回のセットリストに関してはコレでいいと思っています。
ボサノバチックなM2、真に実力が出てしまうM3、ドラマティックな構成のM4
17歳のアイドルが歌うには、ややもすると荷が重い楽曲なのかもしれません。
しかし、彼女は与えられた楽曲を精一杯消化しようとしています。
それは痛いくらいに伝わってきました・・・。


厳しい評価をしようと思っていたけれど、そんな紗也加の“ひたむき”に触れると
やっぱダメですね・・・ドリヲタは(苦笑)
石嶺さん然り紗也加然り、王道なガールポップが評価されずらい環境は相変わらずですが、
私はあちこち浮気しながらも(笑) 見続けて行きたいと思います。



ご拝読ありがとうございました。